- 資産運用をするというのは、お金に働いてもらうということ
- 資産運用はほぼ必須!銀行に預けるだけでは貯金の価値は年々下がり、老後資金は不足する可能性も
- 資産運用をしている人としていない人とでは老後資金に数千万円の違いが出ることも!
資産運用って何?
皆さん、お金は普段どのように稼いでいますか?
ほとんどの方は自分で働いて、会社から給与をもらうことでお金を稼いでいるのではないでしょうか。人によっては副業をしていたり、個人事業主として稼いでいる方もいるかもしれないですね。
いずれにせよ、自分の時間を使ってお金を稼いでいる方がほとんどではないかと思います。
では、自分の時間以外を使って稼ぐ方法というのはないのでしょうか?大きく分けると、2つ方法があります。
1つ目は人を雇って、その人に稼いでもらうという方法。つまり事業を起こして稼ぐという方法ですね。
ただ、これは簡単ではないですし、何よりリスクが非常に大きい方法です。副業・個人事業をしている方ならわかると思いますが、事業を始めて人を雇えるまで成長させるというのは並大抵の努力で出来るものではありません。
2つ目は自分のお金に働いてもらうという方法。これが、資産運用ですね。
皆さんが一生懸命に働いて貯めたお金、そのお金にも働いてもらってお金を生み出してもらうというのが資産運用です。
資産運用を行えば、いままで一人で働いて稼いでいたのを、自分の貯めたお金にも働いてもらうことでより多く稼ぐ馬力を増やすことが出来るわけです。
資産運用って必須?
では、お金に働いてもらうというのは必ずしも必要なものなのでしょうか?
もちろん、あなたが非常に高収入・資産があふれるほどあるのであれば、必須ではないでしょう。お金を増やさなくとも現在・老後の生活資金は十分にあるはずだからです。(皮肉なことに、高収入・資産家の方ほど、資産運用に力を入れている傾向にあるのですが…)
ただ、我々一般人にとっては、資産運用は必須のものであると私は思っています。
理由は大きく2つあります。
1つ目は現在の金利だと銀行に預けたお金はその価値を年々落としているからです。
通帳を見ていると、たまに「リソク」という項目がありますよね?
年間数円、多い方だと数百~数千円でしょうか。そんなに少ないのは、現在の金利が非常に低いからです。銀行の普通預金の利息率は年率0.01%から、多いところで0.3%程度。
一方、物価は年間数%ずつ上昇しています。銀行の利息でお金が増えるペースよりも物価上昇の方が速いということですね。
つまり、銀行にお金を預けておくと、その購買力は年々下がっていくわけです。
2つ目は資産運用をしないと、老後資金を貯めるのが非常に困難だからです。
「老後2,000万円問題」という見出しは記憶に新しい人も多いかと思います。これは、金融庁が2019年に公開した報告書で、高齢夫婦無職世帯の平均収入から平均支出を引いたところ、毎月5.5万円(=30年間で2,000万円)不足する、と判明したところから来ています。
では、貯金だけで2,000万円を貯めるのは可能なのでしょうか。結論から言うと不可能ではないものの、かなり高いハードルです。
仮に、月5万円を25歳から60歳までの35年間毎月貯金できたとすると、60歳時点で貯金額は2,100万円を達成できます。
ただし、これは月5万円の貯金を老後資金のみに振り分けられた場合です。実際には、結婚の費用、子供の教育費や車・家の購入など貯金は他の用途にも使われていきます。そのために別に貯金ができれば対処できるでしょうが、多くの方にとっては難しいのではないでしょうか。
さらに、超高齢化社会、つまり年金を受け取る高齢者の数に対して払っている現役の人数が少なくている社会では、この問題は今後さらに深刻化していく可能性が高いです。つまり、今現役の方たちは将来2,000万円ではなく3,000万円、もしくはもっと不足する可能性すらあります。
貯金だけでこれに対処をするというのは、よほど高収入でなければ難しいのではないでしょうか。そう考えると、資産運用をしてお金を増やすというのは、ほぼ必須だと言えます。
資産運用をするのとしないのとで、どれだけの差が出るの?
では、実際に資産運用をするのとしないのとではどれだけ差が出るのでしょうか。
結論から言うと、資産運用をするのとしないのとでは、老後資金に数百万~数千万円の差が出ます。
仮に、毎月2万円を貯金した場合と同じ金額を年率リターン5%の投資に回した場合を比較してみましょう。25歳から60歳の期間でシミュレーションをしてみると、次のような結果が出ます。
なんと貯金のみの場合に比べ、投資を行った方が最終的な資産額は2-3倍多いという結果に。
さらに、貯金のみだと月5万円近く貯めないと解決できなかった老後2,000万円問題が月2万円でクリアできています!
こんなに差が出るのはなぜか。それは投資というのは複利が効く運用だからです。複利効果については詳しく別の機会に説明しますが、簡単に言うと、毎年運用で得た収益をふたたび投資することで利息が利息を生んで指数関数的に膨らんでいくことです。
ひつじからの一言
資産運用をすれば、自分と自分の資産の二人三脚でお金を稼げるようになるわけだな。今20代から40代の現役世代は年金が十分にもらえるか不透明だし、よっぽどの資産家か高収入の人出なかったら、老後の不安を取り除くためにも資産運用はほぼ必須と言えるな。
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