- 資産の中には、お金を生み出す資産とお金のかかる資産がある
- お金のかかる資産=悪い資産ではない!
- 悪い資産はお金を生み出す資産に変えることが出来る場合も
お金を生み出す資産、お金のかかる資産を把握しよう
あなたは自分の資産、放っておいたらどうなるか把握していますか?
多くの方は「別に何も変わらないだろう」か、投資を多少している方だったら「増えていくんじゃないかな」と思っているのではないでしょうか。
ですがちょっと待ってください!あなたは自分の資産の中でお金のかかる資産がどれだけあるか把握していますか?毎年それらがどれだけ損失を出しているかは?
世の中には、お金を生み出す資産とお金のかかる資産の2種類があります。
お金を生み出す資産はわかりやすいですよね。
株式や債券など、いわゆる投資にまわしている資産が含まれます。
これら資産の生み出すお金は正確な予測こそ難しいものの、長期で見るとおおよそ年間XX円・元本のXX%と予想が立つと思います。
ちなみに銀行預金についても、非常に利率は低いものの利息を生み出すので、お金を生み出す資産に区分されます。
逆に、お金のかかる資産とは何でしょうか。
これには、2種類あります。
- 1つ目が維持費がかかる資産。わかりやすいのが、自動車税や車検費用がかかる自動車や保管費のかかる貴金属など。これらは毎年一定の現金が必要になってきますよね。
- 2つ目がその価値が時間とともに減少していく資産。例えば自動車やマイホームなどが当てはまります。不動産は(都心の一等地など一部を除くと)築年数が重なる毎にその価値が下落しますよね。
資産の生み出すお金 – 減らすお金 = 資産を放っておいた場合の資産額の変動です。
いかがでしょうか。あなたの資産額、放っておいたら増えていきそうですか?それとも減っていきそうですか?
把握していない方も大勢いますが、損失を出す資産についてしっかり把握せずに放置していると、大損をすることもあるのでしっかりと把握してましょう。
特に価値が時間とともに減少していく資産については、目に見えて現金がなくなるわけではないので忘れがちですが、これらもあなたの資産額を確実に減らしています。
無駄にお金のかかる資産、悪い資産を把握しよう
さて、「損失を出す資産がたくさんある!今すぐどうにかしなきゃ!」と思ったあなた。ちょっと待ってください!
損失を出す資産だからと言って、必ずしも悪い資産であるとは限りません。
では、損失を出す資産の中で、取っておいていいものはどのようなものでしょうか?
私は大きく3つあると考えています。
1つ目は生活する上で必要不可欠な資産です。
例えば、地方に住んでいる場合、自動車は日常の足として必須な場合もあります。
当たり前のことではありますが、このようにどうしても必要な損失を出す資産というのは存在します。
資産をなくすこと自体はできませんが、例えば維持費のかかる高級車に乗っているのであれば軽自動車に乗り換えるなど、損失額を減らせないか検討してみましょう。
2つ目は別の費用を肩代わりしている資産です。
代表的な例はマイホームですね。
マイホームがなかった場合、毎月家賃を払う必要がありますよね?
マイホームの出す損失(築年数による価値の減少、固定資産税など)は、いわば家賃のかわりになる費用です。
その損失がその物件に住む際にかかるであろう家賃を下回っていれば、損失を出しているようで実はお得な資産ということになります。(マイホームv.s.賃貸についてはまた別の機会に詳しくお話します)
3つ目はあなたの生活を豊かにするのに大きく貢献している資産です。
当たり前ですが、お金というのは使って初めて意味のあるものです。
貯金をするために自分の幸せを犠牲にしてしまっては意味がないですよね。
例えばひつじは車の運転が大好きなので、ものすごくお金がかかるとわかっていてもスポーツカーを保有しています。それがあることによって、人生の幸福度に大きな影響があるからこそですね。
悪い資産はすぐに売却するべき?
では、上記のいずれにも当てはまらない悪い資産はすぐに売却するべきなのでしょうか。
答えは、「その資産が何かによる」です。
損失を出す資産の中には、お金を生み出す資産に変えることが出来るものもあります。
代表的なのが、不動産です。
よくある例として、親の不動産を相続したのを、そのまま放置して悪い資産になってしまっているケースです。
何もしなければ単に損失を出し続ける悪い資産ですが、リフォームをして賃貸に出すことが出来れば、逆にお金を生み出す資産になります。
あなたの資産状況、資産の状態などを加味して、自分の持っている悪い資産を売却するのがいいのか、お金を生み出す資産に生まれ変わらせるかを判断しましょう。
ひつじからの一言
お金のかかる資産が多いとどんなに資産額が大きくてもすぐに目減りして減ってしまう。損失を出す資産がどれくらいあるのか、どれだけの損失を出しているのかをしっかりと把握して、それらを保有し続けるべきなのか、売却すべきなのかを判断しよう。
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