- よくわからないまま投資をすると失敗する!
- 特に資産額に余裕が出てきたころが危険!
- 投資をする際はその出資がどのような仕組みで利益を出すのかをしっかり理解してから行おう
絶対のルール:自分の投資の仕組みを理解しよう
あなたは自分が投資している対象をしっかり理解していますか?
個人が投資をする際、失敗する一番の要因は投資先をしっかり調べずに出資をしてしまったからです。
例えば、よく投資初心者が失敗すると言われるワンルーム不動産投資。
維持費や固定資産税などを考慮しない不動産屋の利回りシミュレーションをそのまま受け入れて、高値で不動産を購入してしまう、というのが原因で破綻することが多いです。
これは、不動産投資の利益を出す仕組みを勉強していれば、避けられたはずですよね。
このように、自分の投資がどのように利益を出しているのか理解していないと、本来であれば利益を出せるはずの投資でも損失を出してしまうことになりかねません。
余談ですが、投資系Youtubeチャンネルやブログで、投資初心者はとりあえずS&P500や全世界株式のインデックスファンドに投資しておけばいい、と言っているのを見た方も多くいるかと思います。
その理由は、これらが非常に単純な仕組みの投資だからです。
例えば、全世界株式連動インデックスファンドだったら、(ざっくり言えば)正解経済が成長すれば利益が出る仕組みの投資商品です。
世界経済が今後成長しないと思われる方はおそらくマイノリティですよね?だから、「誰にでもおすすめできる投資」の代名詞にもなっているわけです。
投資はつまらないもの
「でもひつじさん、僕の理解できる範囲の投資だとリターンが低すぎるよ」
「私は投資歴5年だし、ベテランだからいい投資は勘でわかるんだよ」
と、言いたい方も多いのではないでしょうか。
特に、インデックスファンドなどで投資を始めてからしばらくした方は、そろそろ次のステップとして個別株に手を出してみようか、であったり、不動産投資を始めてみようか、などと考えがちです。
自分が理解できる範囲の投資は往々にしてリターンが市場並みで、単調でつまらないからです。
しかし、投資というのはそういうものです。
もし、今おこなっているもの以外の投資を始めたかったり、それ以上のリターンを得たいならば、それに見合った勉強と努力が必要になります。
一つ、プロの投資家の話をさせてください。
機関投資家、ファンドは投資先をどのように決めていると思いますか?
いわゆる大手のファンドだと、投資先についてじっくり調査(デューデリジェンスと言います)を行います。投資先がこの先どれだけの売上・利益を出して、その資産構成がどのように変わっていくかまでシミュレーションをした上で投資の判断をしています。
時には、外部の調査会社に何千万円、何億円のお金を払って調べることもあります。
もちろん、あなたも投資先を決める際はこうすべきだ、という話ではありません。ただ何千億円・何兆円のお金を扱うプロですら、継続的に利益を出すのにはこんなに苦労をしているのです。
あなたがよく理解もせず、勘などで行った投資が失敗する可能性が高いのはご理解いただけるのではないでしょうか。
ひつじからの一言
投資がどのように利益を生むか理解して、その価値に確信を持ったものでない限りは投資はしない方がいいな。ひつじも仕組みをよく理解していなかった金融商品に手を出して、百万円以上失った経験があるぞ。
平均以上のパフォーマンスを目指して理解できない投資に手を出すよりも、つまらないけど自分の理解できる範囲で投資を行った方が最終的にはリターンが大きいことが多いぞ。
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