あなたはどのレベル?資産形成における5つのステージとは

ゆるっと資産運用教室
  • 資産形成のレベルは必ずしも金融資産の額に比例するものではない
  • 資産形成レベルの基準は人によって違う!
  • 自分がどの位置にいるのか把握して、次のレベルを目指して資産形成をしよう

資産形成のレベルとは?資産額とは何が違う?

資産形成、していますか?

「全く意識したことないや」「しなきゃなあ、とは思っているんだけど中々…」「最近、資産運用を始めたよ」

と、様々な方がいらっしゃると思います。

本日は資産形成を始めた方・これからの方に向けて、資産形成の5つのレベルをお伝えいたします

資産額と同じじゃないの?と思われた方。違います。

確かに、資産額が大きい方は総じて資産形成レベルは高い傾向がありますが、資産1億円の方よりも、金融資産1,000万円の方が資産形成レベルが高かい場合もあります。

それは、あなたの生活スタイルによって、満足のいく生活をするのに必要な資産額が変わるからです。

例えば、都心に住んで高級車に乗っている人と郊外に住んでいて電車移動で構わない人を比べると、前者の方が必要な資産額は大きくなりますよね?

この記事を通して、あなたの立ち位置を把握し、次はどこを目指せばいいのか、資産形成の方向性をしっかり明確化してみてください。

レベル1:純資産がマイナス

奨学金の返済が終わっていない方、カードローンをされている方の多くはこのレベルではないでしょうか。

純資産 = 総資産 – 負債額 で計算できますので、借金がある方は自分の純資産額がいくらなのか計算してみましょう

レベル1の方は、まず負債の返済を優先して行いましょう

住宅ローンなど一部を除くと、負債の利息率は大抵の投資リターンより高いです。

そのため、資産形成をしたいのであれば、貯金や投資をするより前に負債の返済をするのが必須となります。

自分の純資産についてより詳しく知りたい方は下記の記事で説明しています。

レベル2:純資産がプラス

純資産がプラスに転じた方。おめでとうございます。

あなたは晴れて資産を保有する人です。

純資産がプラスの方の多くは、ちょっとずつでも毎月貯金が出来ているのではないでしょうか。

貯金が出来てくると「さっそく投資を始めたい!」という方もいますが、ちょっと待ってください!

投資というのは長期的にはプラスになる物ですが、短期的には大きく価値を落とす可能性もあります。

そんな価値が落ち込んでいるときに急に資金が必要になった!となった時に、別に貯金がないと損を受け入れて投資資金を引き出さなくてはなりますよね?

そういった時に使える貯金、生活防衛資金が貯まるまでは投資を始めず貯金を続けましょう

一般的には生活費半年~1年分が生活防衛資金の目安になります。

よりリスクを嫌う方や、急に資金が必要になる可能性の高い方は多めに生活防衛資金を用意しましょう。

レベル3:生活防衛資金分の貯蓄を保有している状態

生活防衛資金が準備できた方。

いよいよ投資を始める時が来ました。

生活防衛資金があると、多少のトラブルであれば対処できるという安心感があります。

先ほども言いましたが、投資というのは短期的には大きく損失を出すときもあります。

2008年のリーマンショックの際は、アメリカの代表的な株式指数のS&P500は50-60%近く落ち込みました。

ただ、20-30年などの長期で保有していれば、基本的にはプラスになります。

投資初心者の皆さんはとりあえずNISA口座などを活用して長期投資を始めてみましょう。

(長期投資の具体的な始め方についてはまた別の記事で説明いたします)

レベル4:資産が放置していても増えていく状態

えっ、投資を長期で行って入れば基本的には放っておいても増えていくんじゃないの?と、思ったあなた。

投資をしている資産については基本的に増えていくはずです。問題は、他に保有している自動車や不動産などの維持費や価値減損も加味した上で、資産全体で(新しく給料などから資金を投入しなくても)プラスになっているかです。

すべての資産を加味した上でプラスになっているのであれば、あなたはレベル4。

運用以外で稼いできたお金の範囲内で生活していれば、資産は勝手に増えていくようになりました。

しっかり長期的な目線で投資を行っているのであれば、他の資産の支出分を加味した上で、10-20年後の資産がどうなっているのかある程度予想がつけられるようになっていると思います。

その予想が満足のいくもの(例:目標としている老後資金額を超えている)のであればそのままでもいいですし、そうでなければ、投資資金の投入を続けましょう。

レベル5:投資のリターンが生活費を超える水準

おめでとうございます。

ここまでくれば、あなたは経済的自由を手に入れ、いわゆるFIREを出来るだけの資産を持っていると言うことになります。

他に収入源がなくても(相場が大きく落ち込まない限り)、運用益だけで生活が出来るようになった、ということですね。

ここまで資産を蓄えることが出来たなら、今度はこれを失わないように資産の防衛にも力を入れるべきでしょう。

債権にも投資する、いわゆるリスクの低い資産なども資産ポートフォリオに組み入れることで、短期的な下落にも対応できるようにしたいですね。

ひつじからの一言

ひつじ
ひつじ

超富裕層の家庭に生まれたなどしない限り、社会人になった瞬間は資産形成レベルは低いもの。

また、子供の教育費を払う、マイホームを買うなど、人生には資産形成レベルが下がるイベントもあります。

自分の目指すべき方向性をしっかり把握して、資産形成に励みましょう。

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